今回、Lenovo ThinkPad X1をお借りできたのでレビューします。
ThinkPad至上最薄なマシンということで、いろんな意味で期待の出来る機種です。実際に使ってみて思ったことなどを書いていきます。
01.ThinkPad X201sと厚さ比較
私の最初のThinkPadであり、現在もメインでばりばり使っているThinkPad X201sと今回レビュー対象となるThinkPad X1を並べて厚さを比較してみました。
X201sも薄い部類に入るはずなんですが、X1と比較してしまうと筐体の厚さが気になってしまいます。
製品名
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厚さ
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ThinkPad X1
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16.5-21.3mm
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ThinkPad X201s
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20.7-35.3mm
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最薄を謳うだけあって、X201sとは比較にならないほど薄い個体です。薄さを優先していろんな拡張性がおろそかになってしまう事も少しはありますが、それでも拡張性を犠牲にしないように考えられたThinkPadであることを思わせます。
02.バッテリーは交換できない
ThinkPad X1の裏面の様子です。バッテリーラッチがありません。
つまり、この機種はバッテリーが内蔵型でユーザーは交換することが出来ないのです。
2011/08/07現在で、内蔵バッテリーの発売予定も無いらしくThinkPadは道具として使える頼もしいマシンなのにバッテリーが交換できないなんて、ちょっと信じられなかったのが本音です。
その代わり高速充電が出来るようになったりとメリットはあります。外付けのバッテリーもあるんです。
ThinkPad X1には、交換できるバッテリーがない代わりに外付けのバッテリーを購入して使用する事が出来ます。
そのためのバッテリー用 接点がこんな所にありました。使わない人/使わないときはスライド式の蓋があるので、ホコリなどの侵入を防ぐことが出来るのは良い点だと思います。接点の腐食も怖いですから、この配慮は嬉しい点です。
03.外観をチェック
ワイヤレススイッチは小さくなりました。
感触は悪くなかったのですが、ちょっと固いと感じました。
この点に関しては個体差がありそうですが、そんなに頻度に切り替えることがないスイッチだと個人的に思っているので、これくらいでも問題はないと思いました。
SDカードスロットも備えていました。
デジカメの写真を取り込むのに必須なポートですがこの薄さの筐体でもしっかり載せてくれました。
ちなみにSDはX100eのようにスロットから飛び出すタイプではありませんので、入れっぱなしにしたいかたにもおすすめ出来るポイントの一つだと思います。
有線LANポートもあります。ビジネス用途で購入する人が多いThinkPadですからLANポートは必要不可欠です。
ビジネスホテルには有線LANがあることが多く、これを省かれると困る方も多いと思います。
無線LANが主流になってきましたが、電波が届かなかったり無線なので利得が下がってしまい十分なインターネットスピードが出ないこともあるので有線LAN搭載はほっとした部分です。
5ポート一気に解説します。左から
(1)USB 3.0ポート
(2)HDMIポート
(3)mini Displayポート
(4)eSATA/USB2.0兼用ポート
(5)電源ジャック
となっています。特に(4)は面白く、どっちもさせる構造になっています。
日本には3G通信モジュール搭載モデルは販売されていませんが、3G搭載時に使用するSIMスロットがここにあります。
ちょっと固めのSIMスロットです。
電源ボタンはキーボード右上。その下の青いボタンがThinkVantageボタンです。その下にはマルチメディア関係のキーが並びます、
キーボードはアイソレーションキーボードで6段。うち心地は普通で、打鍵感はX201sよりは安っぽい気がします。
UltraNavは使いやすく、どこでもクリックできます。一体がボタンとなっているためです。右下をクリックすれば右クリックが利用できます。 一方、トラックポイント操作時に使う左クリックの感度があまり良くなくしっかり押さないと反応しないことが多くありました。この点も個体差なのかもしれませんが、それほど力を入れないでも使える物にして欲しいなと思いました。でも本当に個体差かもしれません。
キーボードは光って綺麗ですが、液晶の上部にLEDライトがないので暗い場所での書類の確認等には不便です。
しかし、この方がキーボードはよく見える気がします。悪くないですね。
第一回目のレビューはこれで終わりにさせて頂きます。
また次回にご期待ください 🙂